国際結婚第一号―明治人たちの雑婚事始はすでに読まれましたか?
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内容自体は決して難しくありません。
むしろ読みやすく、理解しやすい文章の記述だと思います。
多くの読者の評価を得ていることも、この一冊が価値の高い書籍であることの証明であるといえるでしょう。
未開拓の分野をわかりやすく説明
明治前期、明治6年太政官布告第6号から、30年の法例の制定までの国際結婚の事例について、一次資料をもとに解説したもの。史料的基盤も強固で、また巻末の国際結婚リストもすばらしいものがある。結論的には、当時の国際結婚は、欧米に留学した留学生男が現時妻を見つける事例、日本に滞在する外国人男が日本人女性を現地妻的に結婚する事例が多かった。このことから著者は、当時の国際結婚は男性が中心であったと結論付けている。ただ、惜しむべきは、著者がライブラリアンということから、近現代日本の外国人政策や人的交流史における位置付けがほとんどないことである。これだけの実証をもってすれば、内地雑居論争の分析にようなものが歴史的にさして意味のないものであることが明らかであり、また単一?!?族神話などと結論ありきの議論をする人間がいかに歴史的事実を無視したものであるかということが明らかとなったはずである。それとも、あえてそれを批判しなっただろうか。いずれにしても、大きな示唆を与える明白な良書である。

